「ハイドロキノン」と「ルミキシル」。両成分ともシミや肝斑に対する効果が期待できると言われていますよね。
でもどちらを選んだらいいか迷ってしまう皆さんへ、今回は2つの美白成分の違いや利点を比較しました。ぜひ参考になれば幸いです。
シミが発生するしくみとは
そもそもなぜシミの発生するのか。そのメカニズムを復習しましょう。
紫外線や日常のストレスを受けると人の身体には活性酸素が生じます。その際メラノサイト細胞内の「チロシナーゼ」が活性化、メラニンを生成(無色から黒色化させる)します。ターンオーバー(代謝機能)がうまく働けば問題ありませんが、加齢などにより機能が乱れてしまうとメラニンをうまく還元・排泄できず、肌に沈着してシミやそばかすになってしまいます。
2大美白成分の特徴と使うメリット
では「ハイドロキノン」と「ルミキシル」の話に戻り、その特徴と利点を比較してみましょう。
ハイドロキノン
・シミの原因であるメラニン色素の産生を抑えるだけでなく、 メラノサイトそのものを減少させる。
・肌の漂白剤と呼ばれ、既にあるシミ(老人性色素斑、肝斑、色素沈着など)に有効。
ルミキシル
・天然由来のアミノ酸からできるタンパク質から構成され、シミの原因となるメラニンの生成の元「チロシナーゼ」を抑制、阻害する。
・シミ(老人性色素斑、肝斑、色素沈着など)を予防に有効。
・ハイドロキノンの17倍のメラニン抑制作用があると言われている。
肌にやさしい低刺激性の美白成分はどちら?
\ルミキシル/
ルミキシルは非毒・非刺激性のため肌への負担が低く、敏感肌の人も安心して使えます。
※ただし、ルミキシル自体が肌に合わない場合もあります。
ハイドロキノンは刺激を感じることあり、上手く使用しないと炎症や赤みを起こす可能性があります。
より美白効果が期待できるのは?
\ハイドロキノン/
シミの予防効果があるルミキシルに対して、ハイドロキノンは出来てしまったシミを薄くする効果があり、また即効性もあります。
さらに、「トレチノイン(ビタミンA誘導体)」と相性が良いため皮膚科で併せて処方されることがあります。「トレチノイン」にはシミを排出するだけではなく、コラーゲンの分泌を高めて皮膚の張りや小じわを改善する効果が期待できるため、2つを併用することで大きな美白効果が得られます。
品質で見て、続けやすいのは?
\ルミキシル/
ルミキシルは保湿成分が入っているので、使用後のかさつきがありません。また、酸化しにくい成分なので紫外線の害を受けにくく、冷蔵庫で保管をすれば長期間品質を保つことができます。
それに対し、ハイドロキノンは非常に酸化しやすく冷暗所に保管した状態でも1ヶ月程度で使い切るように言われています。酸化したハイドロキノンは肌に刺激を与える可能性があるため、期限が切れたものは使用を避けましょう。
価格で見て、続けやすいのは?
\ハイドロキノン/
ルミキシルは、ハイドロキノンに比べ高価です。ハイドロキノン配合クリームは2,000円前後なのに対し、ルミキシル配合のクリームは8,000円以上する上、朝晩使用するので続けるには少しハードルが高いかもしれませんね。
その他
・ハイドロキノンは途中で使用を中止すると、緩和されていたチロシナーゼの働きが元にもどってしまうためシミが再発しやすいと言われています。
・ハイドロキノン使用時は紫外線の影響を非常に受けやすいため、朝使用した場合は必ず日焼け止めをつけるなどUV対策が必要です。
妊娠中・授乳中の注意点は?
ルミキシルクリームは、アミノ酸が主成分ですので肌や体には無害とされ、妊娠・授乳中の人も安心して使用できます。ハイドロキノンも1%~3%程度の濃度であれば肌にとって大きな負担にならないと言われています。
しかし、皮膚科で処方されるハイドロキノンのクリームは、濃度が4%以上と高く刺激が強いものも。受診する際は、しっかりと先生に告知をしましょう。
また、薬や化粧品を放置していると、誤飲の恐れがあります。保管、管理には十分注意してください。
おすすめのスキンケア:アンプルール
肝斑の発生は女性ホルモンの乱れと大きく関わっていると言われています。
そのため、妊娠中・授乳期にできたシミをハイドロキノンで対処したいというお母さんもいますよね。そういった場合でも安心して使える美白化粧品はこちらです。
ラグジュアリーホワイト
株式会社 ハイサイド・コーポレーション/公式オンラインショップ
トライアルセット:1,500円(税込)
〈セット内容〉
・ルミナスHQブースター 10mL
・ローションAQ Ⅱ 20mL
・薬用アクティブクリアD 8mL
・エマルジョンゲルEX 10g
・クリアコンセントレート HQショット パウチ2包
→アンプルール公式オンラインショップ
「ハイドロキノン」と「ルミキシル」それぞれに長所と短所があるので、時と場合により使い分けましょう。
どちらも使用の際は、製品をしっかり理解し、安全に使いたいですね。
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