妊娠~出産に至るまでバタバタな毎日。ふと鏡を見ると妊娠前よりシミやそばかすが増えてる・・!なんて感じたことはありませんか?
「産後シミ」という言葉もあるように、妊娠~産後は、シミ・そばかすが出来やすいのです。それはなぜ?対策は?などなど・・・産後シミについてまとめたいと思います。
1.妊娠中・産後にシミ・そばかすができやすい理由
妊娠すると2種類の女性ホルモンが増加、そして出産を機に減少します。
このホルモンバランスの乱れから、肌は紫外線に対する感受性が非常に強くなります。
①エストロゲン(卵胞ホルモン)
作用:別名「美肌ホルモン」とも呼ばれコラーゲンやエラスチンを維持、また肌の衰えの原因になる活性酸素の働きを抑制する。
肌へのマイナス点:産後、エストロゲンが急激に減少することで肌のバリア機能が低下。外部からの刺激で肌が炎症を起こし、色素が沈着してしまう。
②プロゲステロン(黄体ホルモン)
作用:胎児を成長させるための胎盤を形成し、子宮筋の収縮を抑制する。
肌へのマイナス点:メラニンを生成するメラノサイトを活性化させる働きがあり、シミやそばかすが濃くなりやすい。これにより出来たシミを「肝斑」という。
2.妊娠中と産後のシミ・そばかす対策は?
産後、プロゲステロンは減少、メラニンの生成は抑えられます。
しかし、ホルモンバランスが落ち着くのに半年ほどかかるため、肝斑もすぐには消えません。それどころか、エストロゲンの減少で受けた紫外線によるシミも含め、肌に残り続けてしまうことも・・!
後に残さないためにも、しっかりとケアをする必要があります。
〈日焼け対策は必須〉
まずはこれ以上シミそばかすを増やさないこと!産後は特に、日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策をきちんとしましょう。
「真夏じゃないし・・」と安心してはいけません。1年を通して紫外線を防ぐ必要があります。
〈肌に合わせた美白ケア〉
妊娠中と産後ではシミの原因や肌質がそれぞれ違うので、正しい美白ケアが必要です。
①妊娠中~産後の敏感肌
この時期の肌はとてもデリケート。シミだけでなく肌の痒みや乾燥に悩んでいる人は、保湿効果があり敏感肌にも安心して使える美白化粧品を選ぶことが重要です。
【産後敏感肌におすすめのスキンケア】
②ホルモンにより出来たシミ(肝斑)
肝斑を消す成分「ハイドロキノン」を配合した美白化粧品使用がオススメ。
しかし、ハイドロキノンには光や熱による刺激性があるので、肌への優しさを考慮した「新安定型ハイドロキノン」を選んでください。
【肝斑にオススメスキンケア】
③産後のバタバタ肌
子どもが出来てスキンケアの時間もゆっくり取れないという人は、効果✕時短を叶えたオールインワン化粧品を選びましょう。上手く活用すれば、負担なく美白や保湿ができます。
【時短スキンケア】
〈食事でビタミンCやAを積極的に摂取〉
外からだけではなく、内からの美白ケアも重要です。ビタミンCにはメラニンの沈着を抑制する働きが、ビタミンAには新陳代謝を促進する働きがあります。
サプリメントなどは妊娠中、授乳中は出来るかぎり避けたいので、まずは毎日の食事から!外と内のWケアでシミそばかす対策をしましょう。
#ビタミンCを多く含む食材:赤パプリカ、ブロッコリー
#ビタミンAを多く含む食材:鰻、鶏レバー
産後のシミの原因やケア方法についていかがでしたか?
ホルモンバランスの乱れはやむを得ません。妊娠中から美白ケアすることが大切ですが、忙しくて何も出来ずここまで来てしまったという人も多いはず。
そんな人も、産後だからと諦めず、今から出来るケアを少しずつ始めましょう!
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